みんなの声VOICE
しんちゃんの歩み~生まれるまで~(11)
<生まれた日(1/4)>
在胎36週を過ぎ、いよいよ週明けの月曜日が帝王切開の日となった週末。
土曜日の午前中には手術前の準備は全て終わらせておこうと、麻酔科の医師の説明や、手術用の点滴ルートの確保等が進められました。
「はい、それではあとはゆっくり休んでいてくださいね。」
その日の看護師さん(ちなみに新人さん)からもそう言っていただいて、私もやっとこれで子ども達に会えるのだとホッとしていたように思います。
毎度のように病院食もしっかり全ていただいて、昼寝でもしよう。その前にトイレ、トイレ。
車いすで看護師さんに連れて行ってもらい、腰かけた、そのときでした。
なんだかサラサラとした水が下から流れたような。。。
「まさか、破水した?」
すぐに担当の看護師さんをコールし事情を話すと、試験紙で検査をしてくれました。
結果は破水ではないとのこと。
その後続く感覚もなかったので、私の勘違いだったのかとベッドに戻り、また横になりました。