のびのび育ちの会INFORMATION
第21回 のびのび育ちの会 ご報告
12月14日、第21回のびのび育ちの会研修を開催しました。
第20回に続き、今回も田中総一郎先生を講師に迎え、
今回は「呼吸」についてお話していただきました。
風邪をひいたら、往診で早めの治療、早めに回復することが大事。
肺炎を繰り返すことで、肺がダメージを受けて肺機能が低下をすることを防ぎたい。
通園や学校を休むことで、子どもたちの楽しみを減らしたくない。
筋緊張の緩和、姿勢管理、気管支ファイバー、排痰装置、エコーによる肺炎診断など、
様々な角度から呼吸障害へのアプローチのお話。
気管切開については、肉芽や腕頭動脈瘻予防の気管カニューレの選択や、
唾液の垂れこみを防ぐスピーチバルブや口腔内低圧持続吸引について。
また、往診でのコロナワクチン接種の実際など、
本には載っていないことがたくさん詰まった貴重なお話でした。
質問&意見交換タイムでは、
「人工鼻を外してしまう子にどうしたらつけてくれるようになるか?」
「アンビューバックを使うと肺を損傷させてしまうのではないか?」
「スピーチバルブの清潔管理はどうしたらいい?」
など目の前の子どもたちの具体的な困り事に対する質問が。
質問に対して、子どもたちにどんないいことが起こるのかを中心に考えながら、
具体的にいろいろな方法を話し合う場となりました。
田中先生のご尽力もあり、宮城県や愛媛県など全国からなんと約190名の方々が参加されました。
みなさま、ありがとうございました。
コロナウイルスの影響を受け、活動を中止していたのびのび育ちの会、
オンライン研修という形で2021年9月から再開しましたが、
おかげさまで全国各地からたくさんの仲間が集う会となりました。
2022年も目の前の子どもたちの困りごとを、職種を問わず、
みんなで一緒に考えていく会を開催していきたいと思います。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。