のびのび育ちの会INFORMATION

第36回のびのび育ちの会 ご報告

今年度最後ののびのび育ちの会は、

岸本先生の「子どもの心のお話」でした。

 

トラウマが子どもに与える影響や症状、自律神経症状のこと

トラウマによる恐怖や辛さを無意識のうちに体の中に閉じ込めて、

身体をぎゅっと緊張させたり、筋肉を固めてしまったり。

無意識の感覚を、自分自身が気づくことで

トラウマから少しずつ解放され、体や心が軽くなっていく。

 

子どもの心にトラウマに養育者や大人がどう向き合うか?

まずは、大人が自分の反応を知って、落ち着く時間をもつこと。

大人自身の身体感覚や身体の反応を知ることから始まる。

 

トラウマへのアプローチ

スキンシップ、安心・安全なもの、関わり方など

具体的な事例を通してお話してくださいました。

 

ディスカッションタイムでは

食べることにトラウマを抱える子どもたちへの食べる支援の難しさ

子どもを信じて、傷ついてきた親へのケア、

明るく前向きに食べるためのスモールステップを積んでいくこと。

すべての人がトラウマ体験をもっていることを前提にした

トラウマインフォームドケアの視点で、

子どもたちに関わる現場のみなさんも、

さまざまな体験をされていることを共有し共感する時間になりました。

 

2022年度のびのび育ちの会は今回で終了となります。

普段の関わりを振り返り、意味付けしたり、言語化したり

明日からのケアが少しでも前向きに明るくなるように

来年ものびのびの育ちの会でみなさまにお会いできることを

楽しみにしております。

一年間ありがとうございました。