のびのび育ちの会INFORMATION
第30回のびのび育ちの会 ご報告
第30回ののびのび育ちの会は、
有限会社オフィス結アジア、高橋宜盟さんから
〝機械ではなく機会を提供する″指伝話についてのお話でした
講義の始まりは、流暢な指伝話の音声に合わせて
高橋さんが身振り手振り、表情を変えての自己紹介、
まるで高橋さんがしゃべっているかのようで、とても印象的でした。
指伝話は、使う人・使い方・使い道を制限しないアプリで
音声やことば、カード、写真などを使って
いろんな種類のスイッチや、音声、視線で操作して
さまざまな人たちに、さまざまな使い方ができます
高橋さんが伝えたいのは
機械を提供することではなく、機会を提供するということ
医師は、心臓を止めないようにする
アクセシビリティは心を止めないようにする
心臓が動いていれば、心も動いている
コミュニケーションは生きるために必要なこと
目の前にいる子どもたちに、この子は…とあきらめるのではなく
そもそも本当にできないのか?動かないのか?
まずはその問いから始めてみよう!
だって、関わる人によって人の人生は変わってしまうから
わずかな指の動きで反応するエアースイッチや
首の動き、視線の動き、筋肉のわずかな動きで反応するスイッチ
子ども達が自分の意思を伝えられるようになると
周りの人たちも“わかってる!”が前提になって、
対応も変わって、どんどん明るくなっていく
指伝話をきっかけにして、会話のかけあいを楽しむようになっていきます。
アクセシビリティは、より良くなろう、より良くしようとすること。
私や、私のとなりにいるひとがどんなことがいい感じなのか、
一緒に考えること、それがアクセシビリティ
高橋さんのお話は、心にじんわり温かさをもたらしてくれました。
子どもたちの気持ちを伝えられる方法はないかな?
みなさんの子どもたちを見つめる視線や対応が
きっとイキイキと明るくなるのではないでしょうか?
ディスカッションタイムでは
去年から指伝話を導入した、なるの経営者の梶原から、
スタッフが試行錯誤している姿が家族に伝わっていくこと
スタッフ同士があーだこーだ言って話し合うことで
よいチームワークが生まれていること
食べること・排泄することと同じくらいコミュニケーションは大切で
指伝話が、訪問アイテムに加わるだけで希望が生まれていると。
実際にスイッチを選ぶにはどうしたらいいの?
補助金の手続きのことはどうなるの?
こんな方にはどういう使い方があるの?
など具体的な質問をいただきました。
ぜひ使ってみたい!という方は、高橋さんまでご連絡ください😊
先月の高塩先生のベビーロコに引き続き
指伝話も子どもたちの可能性をチャレンジできる!
そしてスタッフも元気になる!
今回も約90名の皆さまにご参加いただきありがとうございました。