のびのび育ちの会INFORMATION
第28回のびのび育ちの会 ご報告
第28回のびのび育ちの会は、長年特別支援学校の教育に携わられ、
現在はなるのICTサポーターや児童発達支援センターでも活躍されている
田添先生のお話。
テーマは「医療的ケア児と学校」~最近の医療的ケア児に関する教育の動向~
初めは、医療的ケア児の教育に関する制度についてのお話。
「医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律」が令和3年6月に公布、9月に施行
この法律の制定により、医療的ケアがあっても保育園や幼稚園、学校へ行く!
しくみができて1年が経ちましたが、現状は自治体によりさまざまで、これから整っていく段階
次に特別支援教育の現状と取り組みについて
東京都やその他県での医療的ケア児のガイドラインをもとにお話いただきました。
胃ろうからの給食(ミキサー食)の注入、人工呼吸器の管理、保護者付き添いの短縮
などなど医療的ケア児が安全・安心に学ぶことができるような取り組みが始まっているそうです。
最後に、障がいや医療ケアのある子どもたちの可能性を伸ばす多職種連携について
「ライフキャリアレインボー」
ライフステージ(年代)に応じたそれぞれの役割がたくさんある
障がいや医療的ケアがあるなしに関わらず、人はいろんな役割を果たしながら生涯学習し続ける。
学校での12年間の生涯学習は、子どもたちの可能性を伸ばすこと
環境支援、最新のテクノロジーを活用することで、
すべての人に社会と繋がり続ける多様な選択肢を。
ディスカッションタイムでは
保育園や幼稚園と小学校、福祉と教育を繋ぐ支援について、
子どもたちに関わっている相談支援や訪問看護などがやっていけるといいね。
特別支援学校、普通学校の支援級、どこを選べばいいの?
副籍の併用、ギフテットの学校など選択肢がもっと多様化している。
転校はいつでもできるので、
子どもの今をみて考えていこうと親に伝えられる関係性の構築が必要だよね。
3号研修を受けた介護福祉士が、特別支援学校で医療的ケアをやること
保育園での医療行為について自治体から訪問看護ステーションが委託を受けるときのポイント
小学校の特別支援学級の先生からの現場からの生の声
学校では不登校や虐待などたくさんの問題が投げ込まれている現状
養護教諭や保育過程で学んでいる学生が、医療的ケア児のことを知らない現状
神奈川県や福島県、青森県など全国各地から現状や取り組みの紹介
などなど、全国各地から様々な職種の方々と1時間を超えるディスカッションでした。
今後のみなさまの報告をわくわく、楽しみにしています。