のびのび育ちの会INFORMATION
第27回のびのび育ちの会 ご報告
6/14に開催しました第27回のびのび育ちの会のご報告です。
今回は、スペースなるの理学療法士辻による「姿勢と環境支援のお話」。
事例を紹介しながら、なるのおいす屋さんでの活動や訪問リハビリの様子、
支援先の児童発達支援での取り組みをお話させていただきました。
座位保持装置でリラックスして座ることで、緊張がゆるんで体が柔らかくなり、
首がシュッと伸びてより美人さんになったNさん。
安定して座ることで上半身や骨盤周りが緩んで足が動くようになり、
手引き歩行から杖歩行、補装具を付けてひとりで歩けるようになったTくん。
体が硬くて、お腹や胸を突き出すように歩き走っていたが、
安定した椅子に座り、ハイカットシューズを履くことにより、
楽に立てるようになり、体の使い方が上手になったTくん。
早く小さく産まれた赤ちゃん。
全身力が入って反って、お腹もパツパツで呼吸も浅くて眠りも浅くて不機嫌で。
シュクレに座って、丸まる練習やゆるゆるマッサージやポジショニングして
背中がゆるんで、反り返りがやわらいで、夜ぐっすり眠れるように。
子ども達の成長発達により体の大きさが変わり、
環境支援により体の使い方が変わるので、
椅子や装具などの修正や環境支援のアプローチはまだまだ続いています。
環境で身体は変わる。
アンテナをはって、子どもの表情や身体の変化に敏感になって、
子どもの身体と対話するように、環境支援を実践するお話でした。
ディスカッションタイムでは、
それぞれの事業所さんで使っている姿勢保持グッズの具体的な使用方法や
姿勢の作り方について、辻の出張サービスを希望される声が。
なるでも、スタッフが日々気づいたことを共有しながら、
日々汗かき試行錯誤しています。
頭や腕の重さを楽にしてあげるだけで、子どもたちの表情が変わるときがあります。
まずは、身の回りにあるタオルなどを使って、厚さを変えたり位置を変えたり、
子ども達に触れながら表情や緊張の具合どうかな?胸の動きどうかな?
関心を寄せることで、変化を感じ取っていくことができるようになるはずです。
今回も118名のみなさんにご参加いただき、ありがとうございました。