のびのび育ちの会INFORMATION

第19回 のびのび育ちの会のご報告

10月21日、第19回のびのび育ちの会を開催しました。

今回のテーマは「子どもの便秘・排泄ケア」について。

講師は、杏林大学医学部付属病院 皮膚・排泄ケア認定看護師 二ツ橋 未来先生

 

便秘治療の基本は、早期発見、早期治療!

子どもは予測や判断することがまだまだ未熟なので、保護者の支援が必要です。

しかし、子どもが便秘であることに気づかない親御さんも多いそう。

 

今回は、改めて排便のメカニズムや便秘の成り立ち、

薬のことなど詳しくわかりやすく教えていただきました。

便を体に溜めない状況を作るために、

腸内環境を整える

食生活や生活習慣を整える

ストレスを溜めない

子どもだけでなく、私たち大人も心がけたいことですね。

 

質問タイムでは

「お薬を飲んで便がでたから、すぐに飲み薬をやめてしまうけどいいの?」

「内服薬と浣腸の使い分け方は?」

「直腸膀胱障害の方への排便コントロールについて」

「寝たきりの方への効果的な排泄の体位は?」

「排泄をうながす骨盤周囲をリラックスさせるマッサージや座位保持装置について」

「経腸栄養剤使用中の方の排便コントロールについて」

など、身近で具体的な質問がたくさん集まり、みなさんと意見交換の時間に。

ゆるゆるとした雰囲気の中で、身近な疑問や困り事について、

気軽に様々な職種のみなさんとお話しできるのがのびのび育ちの会の醍醐味です。

 

内服や浣腸で排便できたからといって、すぐに改善されるわけではない便秘。

根気よく長い目でみながら、そして親御さんと共に付き合っていくことが大切だなと。

 

杏林大学医学部付属病院の便秘外来の一員としても活動されている二ツ橋先生、

今回初めてのびのび育ちの会の講師として、ご参加いただきました。

こうした新たな出会いからまた子どもたちが少しでもハッピーになれる

機会につながるといいなと思います。

今回も100名近くの方々にご参加いただき、ありがとうございました。

 

次回ののびのび育ちの会は、11月30日(火曜日)開催予定です。

宮城県仙台市で子どもを中心に訪問診療を行っている田中先生のお話です。お楽しみに!

 

のびのび育ちの会では、困っている事や疑問を募集しています!
なるのホームページからご連絡ください。

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